JIPAT(日本インテリアプランナー協会東京)主催のプランナートークというトークセミナーに行ってきました。
場所は、外苑前にあるBo Conceptさんのショールームで、ちょっとおしゃれな雰囲気の中、お話を聞いてきました。
ゲストは、鬼木孝一郎さん。
いろいろな空間のデザインを手がける注目のデザイナーさんです。
商空間やビルなどを手掛けておられる方は、(勝手なイメージですが、)出来栄え(見た目)だけを重視するという感覚があったのですが、鬼木さんは、施工性や機能性などにも注目し、また素材からいろいろな実験や試みをして、新しいデザインを生み出していることがわかりました。
自分もどちらかといえば、形だけでなく、機能美や施工性ということも加味したデザインが好きです。施主様、デザイナー、施工業者が一体となり、三方良しとなることを理想としています。
ですので、鬼木さんのデザインだけではないプロジェクトの進め方がとても共感できました。
トークショーの様子
新しい素材を使ったり、革新的なデザインや展示を手掛けていらっしゃって、どういう風に施工するのかな?とかどういう方が施工されるのかな?と思いまして、トークセミナー後の懇親会でもいろいろな方々とお話をさせて頂きました。
乃村工藝社の方などが鬼木さんの関係で多く参加されており、やはり、商空間を手掛けられるような会社であったり、店舗工事を専門とされる業者さんがこういった空間を手掛けるのだと分かりました。
スライドを使って、様々なデザインを見せて頂いた
餅屋は餅屋なのか、やはり住宅の業者さんとは違うのだなということと、デザイナーさんの探求やこだわりに応えられる業者さんがなかなか住宅の施工業者には少ないなと実感しました。
設計者として、住宅にも新しいデザインを入れていきたいし、新しい素材を使ったりしたいのですが、なかなか住宅関係の業者だとデザインについて相談できるところが少ないなぁというのが実感です。
商空間などでトレンドとなってくれば、各種住宅設備や業者にも浸透するデザインもやはりかなりの年数がたってから出てくるなどタイムラグがあります。
ひとつのものを作り上げようという気概を持った業者さんを探すのも私たちの仕事かもしれないです。
JIPATの会員さんは、店舗やホテル、ビルなどのデザインを手がける方々やメーカーさんが多いので、会合やセミナーなどとても参考になります。
デザイナーの集まりでは黒率が高い
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