村野塾 インテリアショールームツアー ⑤

青山ビルディングの中にあるKNOLL



青山ビルディングにあるKNOLLさんのショールームにやってきました。



かっこいい青山ビルディングで、ちょっと日本の提灯っぽい店舗案内板



Knoll / ノルは、ハンス・ノルにより1938年にニューヨークで設立された世界的なファニチャーブランドです。「Knollの歴史は、近代デザイン運動の歴史そのものでもある」と言われるほどデザインに精通し、それを追究・体現し続け、世界的に有名な家具ブランドとして確固たる地位を確立しています。ハンスとそのビジネスパートナーで妻のフローレンス・ノルの二人が続けてきたビジネスモデルが現代でも受け継がれています。彼らの親交から、ミース・ファン・デル・ローエやエーロ・サーリネン、ハリー・ベルトイア、マルセル・ブロイヤーなど、時代の先端をいく建築家やデザイナーとの画期的なコラボレーションを実現し、20世紀デザイン史に多大な影響を与えました。“Modern Always”を信条に、決して妥協せず、研究を重ねて作り上げられた製品は、半世紀以上経った現在でも、美と心地良さを備えた“使われる芸術品”と評され、多くの人に愛され続けています。


歴史は古く、名作家具の数々が展示され、思わず『おぉー』と声が出てしまいました。



張地の種類が豊富で圧巻です。



モダンで近未来的なイメージでした。


1本脚で自立するサーリネンのラウンドテーブル



エーロ・サーリネンは、テーブルの脚が4本あると、ごちゃごちゃするのを嫌い、長年の研究を経て1本脚で自立するテーブルをデザインしました。
すっきりとしたフォルムはKnollのシンボルといっていいですね。
ミッドセンチュリー家具の代表作でもあります。



名作椅子のバルセロナチェア


 

ミース・ファン・デル・ローエによって、バルセロナ万国博覧会のドイツ館の設計と共に、1929年に当時のスペイン国王夫妻のためにデザインされたバルセロナチェア。当時はデコラティブなデザインが主流だった中、無駄のないデザインと美しい曲線を描く脚部は革新的でもありました。Knollの高い技術力により1953年に完成したチェアは、快適な座り心地と耐久性を兼ね備えており、優雅な佇まいと完璧な優美さを誇っています。 「God is in the details / 神は細部に宿る」「Less is more / より少ないことは、より豊かなこと」というミースの言葉どおり、彼の哲学が凝縮された逸品です。どの方向から見ても美しいデザインはモダンデザインの傑作といわれており、Knollのシンボルともなっています。



これまた、名作椅子であるバルセロナチェアもKnollの代表的な椅子です。
名作椅子がたくさん展示され、見ているだけでワクワクしてしいまいます。
やはり、本物を見ておくことは大切だと思いました。


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IP Interior Works

IP Interior Works 代表 空間コンサルデザイナー 古川まさ美が日々のこと、仕事のこと、インテリアのことなど綴ります。

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