椅子とめぐる20世紀のデザイン展

日本橋高島屋で開催されている『椅子とめぐる20世紀のデザイン展』に行ってきました。



織田憲嗣先生の織田コレクションから数々の展示がありました



20世紀の100年のインテリアデザインに椅子の観点から、歴史をひも解くように数々の作品が見れました。



デザインは、人を幸せにするためにあるとのことですが、幸せにできたのでしょうか?



アントニ・ガウディ デザインの椅子もありました。

織田コレクションの幅が広いですね。



フランクロイドライト展にも行ったので、フランクロイドライトのデザインの椅子も気になった



織田先生のギャラリートークでもお話を聞かせていただいた



ドイツ バウハウスで学んだマルセル・ブロイヤー デザインのスチール家具



産業革命後にドイツでできたバウハウスは、モダンデザインの学校で、工業化に適したすぐれたデザインが生み出されました。


その後、ナチスの迫害で閉鎖され、デザイナーたちは、アメリカに渡っていったそうです。



デンマークでもすぐれたデザインが生まれた。曲木の技術などで工業化が進んだそうです。



北欧のイスばかりでなく、ドイツのバウハウス時代、アメリカ、イタリア家具なども見れ、どういう流れでデザインができて行ったのかなどもわかりました。


20世紀より前には、デザイナーがデザインするということはほぼなく、職人=マイスターが手作りで作っていたところに、近代化したことで、量産しないといけないとか、その時代に最新の素材や技術を使っての工業製品としての椅子や家具が誕生していきました。


量産が必要なため、設計図も必要だったでしょうし、コスト面なども考えた上で、家具としての機能をも追及していったのだと思います。


イタリアンモダンは、機能性だけでなく、そのゴージャスなデザイン性が受けた



名作椅子とティーセットが14セットならぶ大きなテーブルも見ごたえたありました。



現代では様々なデザインの工業製品としての家具がありますが、やはり20世紀の椅子たちは、その考え抜かれたフォルムで、名作椅子となっていきました。


今では、その名作椅子も高額になってしまっていますが、長く使えるという意味では、いいもの、気に入ったものを選んでみるのもいいと思います。

特に北欧の椅子は、自然素材をふんだんに使っているので、自然素材に触れると心安らぐ感じがしますね。
長く使うという意味では、やはり北欧椅子はSDGsでもありますね。



スチールパイプの家具やビニールの椅子など時代時代の新素材で新しいデザインが生み出された



今やスチールパイプの棚はどこのホームセンターでも見ることができますよね。
Yogiboの原型のような椅子も新素材が出てきた時にデザイン・工業化されたりしてました。



フランクロイドライトのタリアセンのフロアライトとサーリネンのチューリップチェア

ミッドセンチュリーはなつかしさとモダンさがあって、すてきですね。



この展覧会では、椅子研究の第一人者である織田憲嗣先生の織田コレクションから数々の選び抜かれた品が展示され、また、設えコーナーもあって、単品の展示だけでなく、お部屋の雰囲気も見れて、こんな風なインテリアになるのだなというのも実感できました。



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IP Interior Works

IP Interior Works 代表 空間コンサルデザイナー 古川まさ美が日々のこと、仕事のこと、インテリアのことなど綴ります。

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